ほんと久しぶりに本を購入です。スーパーのなかにある小さな本屋でありまして、
普通の文庫本新刊であれば、なんとか入荷するかというところです。
このところ、どのような文庫本が新刊ででているのかも把握できていなくて、この店
にないと、それっきりになりそうです。
本日に購入したのは、次のものでありました。
- 作者: 辺見庸
- 出版社/メーカー: 鉄筆
- 発売日: 2014/10/30
- メディア: 文庫
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記憶がありです。ちなみにこの本は10月の新刊ですが、創刊第二弾となっています。
この本の帯には、「100年後も読まれる本の出版を目指す『鉄筆文庫』」とありまし
た。文庫の一冊目は白石一文さんのものだそうです。そうか、この「鉄筆文庫」は
百年後にも残るものを出していこうというのか。紙の本がなくなるのではないかとか、
本が売れなくてと町の本屋が姿を消していく時代に、新しい版元を立ち上げて、あた
らしい文庫というのは、応援したくなることです。http://teppitsu.blogspot.jp/
創刊の第一弾としては辺見庸さんのものがふさわしいと思われましたが、これは間に
あわなかったのでしょう。文庫創刊の第一弾は、白石さんのものというのは話題性と
まるっきりの新刊であるというのが理由でしょうか。
鉄筆の社主である渡辺浩章による創刊の辞には、「鉄筆の社是は、『魂に背く出版
はしない』です。私にとって第二の故郷でもある福島の地で起きた原発事故という大
災厄が、私を先人たちの魂に近づけたのは間違いありません。この社是は、たとえ肉
体や心が消滅しても、残る魂に背くような出版は決してしないぞという覚悟から掲げ
ました。」とあります。
最近の若い人は「鉄筆」と聞いて、何をイメージするでしょうか。