すまけいさんが亡くなって追悼の文章でもないだろうかと思っていましたが、本日の
朝日新聞朝刊「声」の欄に「すまけいさんの語り 忘れない」という50歳の女性の
投稿があり、これを見て、我が意を得たりとなりました。
朝日新聞のデジタル版では、この投稿の冒頭のところが無料で見られるのですが、
これは紙面でいうと三行分でして、残念ながらほとんどこれではなにもわからないので
あります。
この投稿の女性は、すまけいさんの熱心なファンのかたのようで、すまさんのことを
「舞台出身のゆえか声の良さは抜きんでていて声量も滑舌も抜群だった。」と評して
います。
「最も印象に残るのは、すまけいさん朗読の『新釈遠野物語』(井上ひさし著)の
カセットブックだ。夫が買ったものだが、夢中になったのは当時中学生だった娘と私の
方だった。」
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「その後、二人とも暗唱してしまった。」とのことで、このように徹底して一つの作品を
聞き込んでいる人がいるのかと驚きました。
作品の魅力もでしょうが、それにも増して「すまけい」さんの朗読に魅されたのことで、
これには納得であります。
当方が購入したカセットブックというのは、「新釈遠野物語」ただ一つでありまして、
それは井上ひさし作品をすまけいさんが朗読しているということで購入したのですが、
たぶん売り出されてすぐのことでしょう。
当方の家庭でもこどもたちとこのカセットブックを鑑賞しましたが、当時小学生の
こどもたちが、この作品にはまるということはありませんでした。
この作品の、いまはCDブックとして入手できるようでありますが、当方はオリジナル
のカセットブックを大事にすることとしましょう。このカセットブックのケースには、
「複製、賃貸ならびに無断公開 放送を禁じます、」と記されています。
ほんとうに、多くの人に聞いてもらいたい「すまけい」さんの朗読であります。
当方は、カセットテープの劣化によるトラブルをおそれて、この作品のデジタル化
することにしました。カセットテープで再生したものをパソコンに取り込むようにした
のですが、こうした状況でのコピーというのも、禁じられているのでしょうかね。