本は売れないといわれるのでありますが、本の広告をみますと、けっこう元気づけ
られることです。新聞朝刊の一面下にあるさんやつには、どのような方がこれを買う
のかと思ったりするものもありますが、10月4日付朝日朝刊一面下には、白水社の
広告がありまして、そこには、次の本がありです。
- 作者: デイヴィッドロッジ,高儀進
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2013/09/25
- メディア: 単行本
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ますが、元のタイトルは「A Man of Parts (H.G. Wells) ― 2011」というのですね。
この 「Parts」という単語がくせ者のようです。
「H.G. Wells」という作家のものは、まったく読んだことがないのですが、この本の
一面広告には、次のコメントがついていました。
「破天荒な女性遍歴、社会主義への傾倒、数多の名作、・・・才能と矛盾を抱えた作家
の奇跡を追う傑作長編。」
絶倫、女性遍歴という言葉から、週刊誌で有名人のゴシップをのぞき見するような
興味から、これは確保して読んでみましょうと思いました。
ちなみに、ウェルズについてのウィキで私生活に関しては、このようにありです。
「1891年に最初の結婚をし、1895年に教え子だったアミー・キャサリン・ロビンズと
再婚。アミー・キャサリンとの間に長男ジョージ・フィリップ、次男フランク・
リチャードが生まれた。ウェルズは女性遍歴で知られ、ときに非難も受けた。交際
相手としては、産児制限活動家のマーガレット・サンガー、小説家のエリザベス・
フォン・アーニム、フェビアン協会のメンバーアンバー・リーヴス、作家のレベッカ・
ウェスト、オデット・カーン、マリア・ブドゥベルグらが知られている。」
ここにあがっている名前で知っているのは、マーガレット・サンガーくらいで
ありますが、同時代のイギリスでは有名な方ばっかりなのでしょう。
そういう人のことを知っていれば、もっと面白くよめるのでしょうね。
最近は、確保しても未読が続くD・ロッジの小説でありますが、ロッジとのつきあい
もここまできたら、今回の新作も買うしかないですね。
( ロッジの前作の時にも、拙ブログで話題としていました。
http://d.hatena.ne.jp/vzf12576/20100508 )
そういえば、昨日までアマゾンでヒットせずで、楽天から紹介をしていましたが、
本日は、めでたくアマゾンでも確認できましたので、あらためての紹介です。
- 作者: 丸谷才一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/10/04
- メディア: 単行本
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- 作者: 松家仁之
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/09/30
- メディア: 単行本
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