最近の購入書から 3

 最近購入したもので、今読んでいるのは、次の一冊であります。

ラジオのこちら側で (岩波新書)

ラジオのこちら側で (岩波新書)

 日本にお住まいになって、日本人以上に日本のことを知っているのではないかと思わ
れる方といえば、アーサー・ビナードさんとピーター・バラカンさんが双璧ではないか
と思われます。(あくまでも個人的な意見であります。)
 バラカンさんは、「土曜の朝」のお楽しみ「ウィークエンド サンシャイン」のDJ
であります。
「土曜の朝」と書いて、それに近いタイトルの歌があったことを急に思い出してしまい
ました。あれはライザ・ミネリのデビュー映画の主題歌でありました。
この映画の邦題は「くちづけ」というものでしたが、もとの題は
「The Sterile Cuckoo」というもので、これではわけがわからないので邦題には採用
されなかったのでしょう。
制作は69年で、当方が見たのは70年の京都のどこかの映画館でした。(祇園会館あたり
かな。)
 ライザ・ミネリジュディ・ガーランドビンセント・ミネリの娘であるということ
は知っていたように思いますが、魅力的な新人さんであるとは感じたものの、そのあと
に「キャバレー」であのようにビッグになるとは思ってもみなかったことです。
母親のジュディ・ガーランドと同じように、アルコールで苦労するというのもアメリ
の夢でありますか。
 この映画で、ライザ・ミネリさんが演じた役の愛称がプーキーとなっていて、この
映画が封切りされた直後くらいに「プーキー」と自称していたDJの女性がいたことを、
これまた突然に思いだしました。それくらいにあの映画のライザは影響力があったと
思うのですね。鼻っ柱の強い、生意気そうな雰囲気を売りにしていた女性DJは、
吉見佑子さんで、彼女は当時人気を集めていたのだよな。一時期文筆が中心となって
いたようですが、いまも現役のようです。最近はどのような音楽を聴いているのかな。
 ということで、サンド・パイパーズが歌った「土曜の朝がきたら」という音楽で
あります。
  http://www.youtube.com/watch?v=Kg0-a4zlwNM
 そうそう、ピーター・バラカンさんの本のことでありました。70年代に突っ張った
DJはメディアから声がかからなくなったようですが、バラカンさんは突っ張ったDJ
ですが、いまも番組を続けていられているということは、日本放送協会がすこし柔軟に
なったということでしょうか。