大橋鎮子さんのお父さんが製麻工場長であったということで、北海道と製麻の関わり
を検索してみました。
北海道に残っている製麻工場の記録は、帝国繊維というところのものが多いようです
が、この会社はいまも残っていて、札幌の駅裏に「テイセン」という名前の施設を運営
しています。かたかなで「テイセン」というのを見たことはあるのですが、それが帝国
繊維の略であるとは思ってもみませんでした。日本でかたかな表記「テイ」とあるのは
「帝国」由来が多いのでしょうか。（「帝人」は「帝国人絹」ですものね。）
北海道は亜麻栽培にむいていることもあって、大橋さんのお父上が赴任された大正10
年には、道内には80をこえる製麻工場があったということです。
製麻工業に関する簡単な歴史は、以下のページにあって参考にしました。
http://embellish.seesaa.net/article/249163359.html
残念なことに、ここには日本製麻（株）の工場についての言及はありませんでした。
札幌には麻生という地名がありますが、これは製麻業と関係があるということです。
となると東京の麻布というのもありでしょうか。（これは関係なさそうですね。）
北海道に自生する麻は大麻とのことです。これは製麻の材料にはなりませんが、北海道
ではあちこちに野生の大麻がありまして、これを収穫して個人で楽しもうという人が、
毎年のように警察にご用となっています。北海道において野生の大麻を根こそぎなくすと
いうのは、不可能に近く、ややしばらくは、このいたちごっこが続きそうです。
