最近手にした本 14

 昨日に話題とした「時代を駆ける 吉田得子日記 1907年ー1945年」は、661ペー
ジの二段組みという大部でありますが、このなかには吉田得子さんという女性が残し
た日記の本文が500ページと、日記を読み解くに参考となる解説や資料が掲載されて
います。
 この吉田さんは、当時としては珍しく旧制女学校に進学され、卒業後には学校の教師
となられた方でありまして、この時代に日記を書き続けて、しかもそれを保存すると
いうのは、やはり選ばれた人なのでありましょう。