そろそろ師走 2

 そろそろ今年の振り返りの時期となりますので、今年はどのようなものを見たり、
聞いたり、買ったりしたのかと、メモをチェックしています。本の購入リストを
見てみましたら、つけ忘れが多数あるようですが、例年の半分くらいしか購入でき
ていないがわかりました。おき場所がないので、買うことができなくなっているので
すが、それに比例して本を読むことができなくなっているのがさびしいことです。
 ちょうど学校を卒業して就職するまでの時間に野間宏さんの「青年の環」を読んで
おりました。ほとんど卒業モードにはいった2月くらいから読みはじめたのでしょうか。
それから引越しして、仕事についても、読了せずで、結局夏くらいまでもかかったの
ではないかと思います。
 学校を卒業して就職までの時間に、アルバイトなどもしていたのですが、そのことも
含めて「青年の環」を読み続けていたこととあわせての記憶となっています。
たしか、作者の野間宏さんは、一時期大阪市役所に勤務していて、そのときの体験も
この作品には投影されていたと思います。
 大阪ダブル選挙で、新しく市長となられた方は、市職員に覚悟をもとめたようであり
ますが、吉本の芸人が大阪文化を代表するものではないように、新市長さんも伝統的
な大阪とは異質なものを感じることです。