旅の空から 7

 大阪の街歩きをしていて地下鉄谷町6丁目駅で、人と待ち合わせをしていたときに、
この近くに大阪文学学校があることがわかり、どんなところかとのぞきにいったら、
たまたまいつもよりちょっと早くに事務局長さんがいらしていて、それで「樹林」
川崎彰彦追悼特集号を入手することができました。
 大阪文学学校の機関誌である「樹林」が、川崎彰彦さんの追悼特集号を出したのは、
承知していたと思うのですが、どうしてか確保することもなしに、ここまで来ていま
した。以前であれば、すぐに申し込みをして手にしたと思うのでありますが、この
本が刊行された時に、当方に余裕がなかったからでしょうか。その時は縁が薄かった
とすれば、このたびの出会いは、当方にとって理想的なものでありました。
 対応してくださった事務局長さんは、突然に入り込んできた不審者にとまどった
ようでありました。当方の名乗りをあげてもおわかりいただけないわけであります
からして、昨年に北海道から資料調査にこられた方がいらしたでしょうと、その知人
のようなものとわけのわからない紹介をいたしました。
 特集号の表紙は、以下のものです。