旅の空から 6

 当方にとって大阪文学学校は、なによりも川崎彰彦さんに結びつくものであります。
拙ブログで大阪文学学校に言及しているのは、川崎彰彦さんとか編集工房ノアの「海鳴
り」や刊行物にかかわってのことでした。
 まったくミーハーなファンでありまして、大阪文学学校だからといって、この学校の
通信教育講座生になろうというような発想にはなりませんでした。
 川崎彰彦さんが亡くなる数ヶ月前から、川崎さんの作品にはまってしまったと記して
いる古書店真駒内石山堂」店主のブログが目にとまり、注目をしておりました。
http://ishiyamado.blog106.fc2.com/blog-date-200911.html#no698
 真駒内石山堂店主は、川崎さんが亡くなったことをきっかけに川崎さんの北海道で
発表した文章を収集することを手始めにと調査に着手されて、大阪方面までにも精力的に
資料調査を行っておられます。
 どのくらい熱心にやっておられるかは、石山堂店主のブログを時系列でご覧いただく
のが一番ですが、もともと店主さんは山口瞳さんの研究家(?)的な存在です。
ウェッジ文庫の編集者として著名な服部さんからは、店主さんの編集による山口瞳さん
の著作に関しては、「山口瞳のことなら誰よりも精通している中野朗の編集である。
安んじて読まれるがいい。」との評価であります。
( http://d.hatena.ne.jp/qfwfq/20110130 )
 ちょうど昨年の今時期に、店主さんは大阪文学学校を訪問し、その調査の様子をご自身
のブログで紹介しています。
http://ishiyamado.blog106.fc2.com/blog-date-201011.html#no930
 その後もこの調査は続いているのですが、この調査結果がどのようにして形になるの
か、当方は注目をしているのですが、時間もお金もかかっています。
本当に大変な作業であります。
 当方は、大阪文学学校のなかに入りまして、ちょうどいらした事務局長さんにごあいさ
つをして「樹林」2010年秋号「川崎彰彦追悼特集」をわけていただきました。