本の立ち話 4

 本日も小沢信男さんの新刊「本の立ち話」(西田書店)の目次(続き)を立ち見しま
す。
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   *
・ 労働者文学の熟成   清水克二「私の東京案内」跋 ( 1998・7 創樹社 )
・ 旋盤工・作家 小関智弘 「おんなたちの町工場」解説(2001・4 ちくま文庫
・ まっすぐな指弾    木村まき詩集「空にまんまるの月」跋(2008・7西田書店)
・ ではまた、川崎彰彦さん 「黄色い潜水艦 川崎彰彦追悼号」No52(2010・6)
・ アケスケな人      「現代詩手帖 特集秋山清再検討」(2007・10 ) 
・ 菅原克己全詩集由来記  「菅原克己全詩集」栞 (2003・3 西田書店 )
・ 命、この無鉄砲なもの  「現代詩手帖 いまこそ谷川俊太郎」(2002・5)
・ 貨物船が往く 辻征夫よ  辻征夫「貨物船句集」跋 (2001・1 書肆山田)
   
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・「わが忘れなば」七千円!  「週刊朝日」(2010・11・10 )
・「東京骨灰紀行」を書いて  「週刊朝日」(2010・5・23 )

 初出については、このように記してあるのですが、あとがきを見ましたら、次のよう
にあります。
「 一冊にまとめるにあたり、もちろん推敲しました。初出と端々がちがうぞと目くじ
らたてないでください。二本を一本にしたもの(『ではまた、川崎彰彦さん』)さえ
あるのでして。」
 川崎彰彦さんについての文章は、なにとなにをまとめたものでしょう。どこどこに書い
ていたのか「黄色い潜水艦」の文章は、目にしておりますが、見比べる必要があるよう
です。
 あとがきを、もうすこし引用しますが、小沢信男さんは、あとがきから立ち読みする
人のことを想定して、記しているようです。
「題して『本の立ち話』。つまり対話。あるいは路傍で何人かとの、ほんの雑談。
 ベンチに掛けるか、芝生にすわりこめば長ばなしにもなるでしょうが、ゆめゆめ
 独り言でも、演説でもない心づもりなので。」
 さて、書店で手にしましたら、まずあとがきから読んでみましょう。