続「湯川共和国」

「spin」終刊のことということで記しているうちに、湯川書房に関係した本の書き手、
作り手そして読者からなる「湯川共和国」の話題となります。「湯川共和国」は、拙
ブログの中に存在する独立国ですが、湯川書房にすこしでも関心をお持ちのかたは、
皆が「湯川共和国」の国民となります。住民登録の必要はありませんので、それぞれの
人が国民であると自覚してくだされば、けっこうです。
 国民が守るべきは、美しい本を愛する、人を思いやる、職人仕事を大切にするという
気持ちであります。
 拙ブログでは3月に「湯川共和国」ということで10数日にわたり取り上げましたが、
そのときに会場写真については、控えておりました。
( http://d.hatena.ne.jp/vzf12576/20100320 )
 あの展示は、これからそう簡単には再現できないのではないかと思いますので、
できるだけ迷惑をかけない範囲(人物がうつっていますので)で写真を紹介することに
いたしましょう。

 今回の最大の功労者は、画廊 ギャルリ・プチボワさんであります。ここに縁の画家
さんたちが集まって、企画をしたとのことです。

 パーティになっての写真ですが、男性は版画家(で小説も発表している)柄澤齊さん
であります。手にお持ちなのは湯川成一さんの遺影です。後ろにはスクリーンがあります
が、ここには、かってNHK日曜美術館」の「本の美」で放映された湯川さんの映像が
映し出されました。
 この映像は、当方ははじめて見るものでしたが、この時点では放送日がわかっていま
せんが、最近のNHKはオンデマンドを熱心にPRしていますので、ひょっとするとこれで
見ること出来るのかもしれません。