「spin」終刊のこと 2

 ほとんど縁がなかったのでありますが、たった一冊「spin」04号との出会いにより、
雑誌「spin」は忘れられないものとなりました。
 編集は林哲夫さんとみずのわ出版の柳原さんでやっていたのでしょうか。
「spin edition」というのは、林哲夫さんがお使いになっているアドレスであったように
思います。「spin」の各号の特集については、林さんのブログの以下のページにでていま
した。( http://sumus.exblog.jp/13230336/ )
 林さんのブログによると、持ち出しをせずに各自の発表の場を確保するというのが目的
の雑誌であったようですが、特集によっては品切れとなっているものもあるのに、それで
も雑誌が維持できないというのは、相当に厳しいことになっていますね。
豪華な附録でもつけなくては、雑誌は売れないというのは困ったことです。今年も数多く
の雑誌が姿を消すのでありましょう。
湯川書房湯川成一さんの追悼号は、湯川さんへのインタビュー、湯川さんへの思い
出、限定本刊行目録が掲載され、知られることの少なかった湯川書房への最初のガイドと
なりました。この特集は版元は品切れとなっているのですが、善行堂さんではまだ販売が
続いているようです。早晩、入手困難となることは間違いなく、そうなりますと、定価の
数倍を値段となりますからして、「湯川書房」に関心を持たれた方は、お急ぎくださいな。