ゼロ年代の50冊 5

 朝日新聞で「ゼロ年代の50冊」というのをみて、「ゼロ年代」という言葉がある
のだなと思っていました。特に調べることもなしに、昨日まで拙ブログの表題にして
いました。
 本日の朝日夕刊に「宇野常寛」さんという方が、「再保守化へ加速する日本社会」と
いう文章を寄稿しているのですが、この方を紹介するに「ゼロ年代の論客」代表する
一人とありました。宇野さんという方は、自ら「ゼロ年代の想像力」という著書を刊行
しているのですから、ゼロ世代というのは、この宇野さんなどが広めた用語なので
しょうか。
 名前をみるのも初めてであれば、文章を眼にするのも初めてのことでありました。
この宇野さんの生年は1978年で、これは豚児と同じ生まれ年ではないか。そうかそう
いうことになっているのか。
 本日の朝日新聞にある宇野さんの文章からです。
「『ともに非正規雇用の夫婦が、子どもを二人以上育てられる』状態をひとつのモデル
にした、再分配や地域社会の再設計である。このラインにセーフティネットを張り、
雇用の流動化それ自体はライフスタイルの多様化に即してむしろ押しすすめるくらいで
いいと個人的には考える。『失われた10年』を生きた一人として、現実から目をそむけ
ることのない実現可能な希望として、そんな未来を提案したい。」
 こういう文章は、ゼロ年代にはどのように受け入れられているのでしょう。