湯川共和国6

 拙ブログのおとなり日記に「神保町系オタオタ日記」があがってきています。
これを拝見しますと、「3月26日の日経の『文化往来』にギャルリ・プチボワで開催中
の『湯川成一湯川書房ゆかりの美術家たち』(4月3日まで)が登場。」とありまし
た。
 この展示がはじまって、ちょうど一週間となりますが、ちょうどよろしいタイミング
での取り上げとなったようです。
 3月20日の早朝のNHKラジオ深夜便「こころの時代」で、この展示がとりあげられた
ら、拙ブログへのアクセスが増えたのですが、本日はいつもより多いなと思っておりま
したら、日経の紹介記事が原因であるようです。最近は、これはなんだろうと思った
ら、検索するようになっているのですね。
 この展示は2週間限りのものですから、大阪から遠くにお住まいの方には、なかなか
足を運ぶのが大変でありますが、これの移動展は考えにくいので、ぜひとも会期中にい
くことをおすすめいたします。
 湯川書房が刊行したもので、現在一番探しているひとが多いのは、湯川72倶楽部が刊
行した村上春樹「中国行きのスロウボート」ではないかといわれています。豪華本では
なくて、100部限定本でありますが、毎年世界的な文学賞が発表となるころには、話題に
上るこの方が受賞した暁には、オークションにでるととんでもない値段がつくのではと
いわれています。
 この本には、普通の革装の本ですが、美術家との共同作業でないこともあり、この本
は展示されていませんでした。
 この本の刊行は84年ですが、その後に著者が極めて有名になったせいもあり、一番
湯川共和国らしくない一冊といえるかもしれません。