一時払い特価

 最近は、全集などの刊行で、一時払い特価なんていうのはあるのかなと、
このブログで記しましたら、26日金曜日の朝日新聞朝刊にでていました
「世界文学全集」河出書房刊、(池澤夏樹個人編集)全24巻の広告に、
一時払い特価の文字をみることができました。1月から刊行開始でありま
すので、順調でも24巻が完結するのは、2年後となるのでした。
この池澤夏樹が編集する全集には、初訳と新訳が半分あって、これは
間に合わなくては、全体の刊行予定に大きな影響を及ぼすことだと
感じるのでした。ちなみに一時払い特価は、59800円ということで、
定価では66360円ですから、1割も安いわけではない。
 この広告には、予約殺到とあるのですが、これがどのくらいのセールスに
なるのか気になるところであります。
 これまででありましたら、詳細内容見本ありということがでてくるので
すが、この紙面には、資料請求はお近くの書店または小社までお問い合わせ
くださいとあるのですが、どのような内容見本を用意しているのか気になる
ところであります。
 どうも、この広告を見る限りでは、内容見本よりも刊行関連イベントを
開催するほうに力がはいっているようです。このイベントの会場は、東京大学
京都大学、新宿の紀伊国屋サザンシアターでありまして、これは地方に
住むファンは、参加しにくいものであります。東京とかにいってイベントに
参加するよりも、詳細内容見本を見てみたいものと思うのですが、この
場合の詳細内容見本に期待するのは、何でしょうね。
 新訳とかが売りであるとしたら、これまでの翻訳とどこが違うかについて
記するのが一番でしょうが、そこまで作業は進んでいないでしょうね。