「古本倶楽部」中野書店

 ほとんど毎月のようにカタログをおくっていただいています。
こちらもできるだけ注文をいれようと数回見直しをするのですが、特に食指が
動くものがなくて、注文を断念しますと、なんとなく申し訳ないような気分に
なります。このカタログについては、すこしくらい東京都内と到着に時間差が
あったとしても、文句はいうことにはなりません。
 昨日の日付になる「古本ソムリエ」のブログをのぞきましたら、「本日に
届いた古本倶楽部をみたら、注文をしたいものがあったが、すでに売れている
であろうな」とありました。同じカタログをみながら、どの本に反応をしたのかと
推測するのも楽しみであります。
 小生は、このカタログで一番値段の安い1575円というものを中心にねらって
いるのですが、「唐木順三全集」筑摩書房 12冊 10500円というのには
驚きです。小生が学生のころには、まだ読まれていたとは思うのですが、
唐木順三に新しい読者なんてつくことはないのかな。このような軽薄な時代で
あるから、唐木さんのような人が思い出されてもいいのにと思うのでした。