書評という名の媚薬

 仕事から帰宅しましたら「一冊の本」(朝日新聞社)と「波」(新潮社)が
届いておりました。遅くに帰宅してブログの材料を何にしようかと考えるのは、
仕事モードに14時間以上もどっぷりとつかっている頭には、気分転換に
よろしいのですが、すぐに題材が浮かんでこないと、時間に追われてあせるので
ありました。こうしたPR誌が届きますと、とりあえずそれを見ておりましたら、
なにか題材が浮かんできます。
 本日は、「一冊の本」からの引用です。
 重金敦之さんという文芸ジャーナリストの文章からです。

「 各新聞でも書評委員会を構成し、書評に取り上げるほんは委員会が選定する
 建て前になっている。・・・・
  その昔は書評委員の著作はとりあげるべきではない(自著は辞退する)、と
 いう美風もあったのだが、寄ってたかって持ち上げる『サロン』となってしま
 った。実力委員(つまりボスですね。)の機嫌を損じないように、わざわざ
 ボスが好む作者を選び、嫌っている作家を取り上げないように配慮する
 『幇間委員』が跳梁するような委員会もあるやに聞く。・・・」

 朝日からでているものであることを考えれば、この話題は朝日新聞の話では
ないように思えます。朝日でなければ、これに近い雰囲気であるのは、毎日で
ありますか。そのときに、実力委員(ボス)というのは、サンマ坂の先生の
ことでありますか。