お盆モードに

 どうしたものか今年は例年になくお盆モードにはいっています。現役で働いていた
頃は、お盆は小学校にいっている子供をもつ人が先に休んでよ、わたしは何もないの
で仕事をしているからといっていたのですが、パートタイムで働く現在は、土曜日か
ら水曜日はお盆休みをいただきますと、あっさりです。
 そうしますと、自然とお盆らしくすごさなくてはいけないとお寺へといく準備をし
たり、日頃ご無沙汰の親戚のところへといったりです。今年はずいぶん正しいお盆の
過ごし方あります。
 そんなこんなで本も読まず、TVで高校野球も見ないということになっています。
先日には「本の雑誌」が届いたり、新聞の読書欄があったりと情報は多いのですが、
さっぱり消化できずです。まあこういうこともありますね。
そういうときは、じっとがまんして宿題になっている本を読むしかありません。
長谷川郁夫さんの「吉田健一」は、やっとこさで垂水書房主人が登場しました。
二段組の本の286ページ、やっと半分くらいまで進んできたところです。
「(昭和25年5月)この月、『英語青年』に『フォルスタッフ』、『展望』に
ハムレット』と、シェイクスピアの作品論の発表があるのは、、前年、池田書店
編集者・天野亮から『シェイクスピア』一冊の執筆を依頼されたことに応えての仕事
だった。・・天野亮は東京文理大で福原麟太郎の教えを受けた青年で、26年から
『英語青年』の編集長となる同窓の外山滋比古と親しかった。」
 そういえば、外山滋比古さんのロングセラーも最初に世に出たのは垂水書房からで
ありました。