桜の花の中で 2

 菅原克己さんの詩で一番有名になったのは、「ブラザー軒」というもので
ありましょう。貧乏なシンガーソングライターの「高田渡」さんが曲をつけて
いうたっていたものであります。
 昨日の「げんげ忌」会報では、小沢信男さんは、次のようにかいています。
高田渡が唱う「ブラザー軒」がひろげた波紋はj圧倒的であった。
菅原克己にかぎらない。山之口の下、この手の働きを中興の祖というのでは
ないのかね。北海道ライブの途上の四月にいいて、四年目。げんげ忌の香華
高田渡氏にも捧げたい。」
 高田渡さんは、北海道の釧路かどこかで公演中にたおれて、そのまま亡くなった
ことをきいたことがありましおた。これが4月のことでありまして、高田さんが、
亡くなる前に、コンサートのために、関西から北上していったとしたら、桜前線
どこかでおいこしてしまいましたでしょう。
高田さんが、生前に最後にみた桜はどこのものであったでしょうか。