丸谷才一全集は実現するか2

 ここ数日は、年度末ということもありまして送別会などが続き、やっとこさで
ブログを更新しておりまして、出来がよろしくないのが恥ずかしい限りであります。
このブログの日々更新するというのが、恥多いことかなと、すこしアルコールが
はいっている頭でも感じるのでありました。
 いまから20数年前に、石川淳が「狂風記」を発表したとき、この年齢になって、
この小説を発表するのは、すごいことと話題になりました。この小説は「すばる」で
連載していたものを一冊にまとめたものですが、八十をこえて、これだけ書くことが
できるのは凄いといわれていました。
 そのころと較べると長命になっているせいもあって、いまの人たちとむかしの人の
年齢を比較するときは年齢かける八割くらいが適当といわれています。
この計算方法でいくと、丸谷さんは、まだまだ老け込むとしではないのでした。
狂風記」を発表したときの石川淳さんは、すでに筑摩書房から「作品集」がでて
おりまして、長老、大家という雰囲気でありました。
 それで、丸谷才一全集の架空編集委員会でありますが、編集委員として名前をあげる
なら、辻原登湯川豊(このふたりは、東海大学の先生でしたか。)、新井敏記なんて
ところは、外せないか。
 全部で何巻くらいにしたらいいのかですが、辻邦生の新潮社版全集はうわまわりたい
ところですね。長編小説、短編小説、批評集、書評集、雑文集などを、それぞれ
どのくらいのわりあてにするかですが、むかしの露伴全集とか、斉藤茂吉全集くらいの
セット(全30数冊)でいけるとしたら、ほとんどのものは収録できそうですが、
そんなにつき合う人はいないかな。