本日から甲子園では

 本日から甲子園球場で夏の高校野球がはじまりです。

 いつのまにか高校野球はDH制が取り入れられていて、開会式は暑さを

避けて、夕方に始まるようになっていました。

開会式直後の試合は、北海道チームが登場で、このチームのエースは、

当方の住む町の出身者ということで、珍しく見物をすることになりです。

まだ、試合は始まったばかりですが、さて、どうなりますでしょうね。

 昨日の図書館では、いつもと同じで、すこし雑誌を手にすることになりまし

た。今回にのぞいてみたのは、「世界」に掲載の上野千鶴子さんの「わたし

が女性天皇を歓迎しないこれだけの理由」であります。(検索をしてみまし

たら、この文章は特別にWEB岩波で公開されていました。)

 ふだんの上野さんのスタンスからして、当然すぎる主張でありますが、当然

すぎてあまり話題にはならないのかな。

 あとは「新潮」でしたが、これに連載の辻原さんの小説は、次回が最終回と

ありました。これは単行本となったら、購入することになるのかどうか難しい

ところ。舞台が京都であるというのが、当方の最大の関心であるようです。

 「新潮」でのもう一つは、「大瀧詠一」さんについての連載ですが、これは

大瀧ファンにはたまらないものでありますね。当方は大瀧さんのフォロワーで

はありませんでしたが、同時代の音楽家ということで、興味深く読むことに

です。今月のところでは、先日に亡くなったピアニストの渋谷毅さんが大瀧

さんのファンであったとありまして、このことは初めて知りました。

 この連載は、次回も読むことにしましょう。

 借りてきた本は、硬軟あわせてですが、以前から新着資料のところにあって、

誰にも借りられないすこし硬い本を借りてみることにです。

 先日に須賀敦子さんのエッセイの時に話題にした「チーズとうじ虫」のカルロ・

ギンズブルグの論集です。「チーズとうじ虫」は、まるで読むことができていない

し、敷居高そうと思いましたが、目次を見ましたら「プルーストの読者たち」という

タイトルが目にはいり、読者というだけでいけば、当方もそうであるぞと読んで

みようと思いました。

 この文章の書き始めには、次のようにあるのでした。

「プルーストという名前と、母親がお休みなさいのくちづけをしにやってくるのを暗

闇の中で待っている幼児の話のことは、幼いころから知っていた。幼児の話を

わたしに語ってくれたのはわたしの母、ナターリア・ギンズブルグ(1916ー1991)

だった。母はプルーストの連作の最初の小説『スワン家の方へ』をイタリア語に

翻訳しているのだった。母の手になるイタリア語訳は『スワンへの道』と題して

1946年にトリーノのエイナウディ出版社からでている。」

 ナターリア・ギンズブルグの作品を須賀さんが翻訳しているのは承知していま

したが、プルーストの翻訳者であるとは、まるで知らずであります。

 須賀敦子全集第6巻には、「ある家族の会話」の訳者あとがきが収録されて

いまして、ここにナターリア・ギンズブルグの略歴が書かれていて、そこにプルースト

の翻訳をされたとありました。

須賀敦子全集 第6巻

 須賀さんの文章には、次のようにもあります。

「釈放されたレオーネ・ギンズブルグは、創立後まもないエイナウディ社に迎えら

れ、ナタリアと結婚する。流刑地から戻ったばかりの作家チェザーレ・パヴェーゼ

も、同じ出版社に勧誘され就職を受諾する。」

 イタリアの左翼系の名門出版社の創立のころの話でありますが、ここが経営

危機に陥って、たいへんなことになったと数年前に話題となったことがありまし

た。

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