本日は、購読している新聞読書欄で「書評委員今年の3点」が掲載されて
います。当方の今年の振り返りの参考に、紙面を見るのですが、残念ながら
当方が読んだりした本は、一冊もあがっていないことで、書評委員さんたちは、
あえて話題に上りにくい本をあげているとも思えることです。
当方のアンテナにかかっていた本などもあることから、これからの選書の参
考にすることといたしましょう。
この欄で面白かったのは、「書評委員 近況など」というところにあった記者の
有田哲文さんのコメント。
「北海道新冠町の『レコード館』で、NSPのデビューアルバムを見つけた。検索
では絶対に出会えなかった。」
当方の家から車で2時間ほどのところにある「レコード館」は、新冠町がやっ
ている文化施設で、音響の良いホールと博物館のようなレコードをもっぱら収
蔵する施設からなります。
1997年に全国から不要なレコードがありましたら送ってくださいということ
で収集を始めたのですが、まさかそれから30年近くになって、音楽メディアの
CDよりもビニールレコードの売上が上回るとは思いませんでした。
施設の企画をした時には、こんな時代がくるとは、誰も思わなかったでしょう。
施設の関係者は、この有田哲文さんのコメントを見て喜ばれたことと思います。
NSPと見て、あああの人たちねとなるのは、60代の人でありましょう。
同じ新聞の今月の文芸時評には、絲山秋子さんの「細長い場所」が取り
あげられていて、これは読み返さなくてはと思ったのに、新聞が見つからな
いことです。
「細長い場所」は、もったいないのでゆっくりと読んでいるのですが、最初
の二つを読んだだけでも、これはいいぞと思いました。楽しみは先にも残して
おきましょう。
ネットを見ていましたら、WEB河出書房というのがありまして、そこに
「河出スタッフが選んだ今年のベスト本20」というのがありまして、これ
は自社の本だけでなく、他社の本も積極的にあげているのですが、これが
とっても面白い。
web.kawade.co.jp これを見て驚いたのは、編集工房「ノアの50年」を取り上げている方が
いらしたこと。霜月文庫へのリンクがはられていますので、お求めはこちら
にです。当方にもこれは、今年の収穫の一冊となりです。
shimotsuki-bunko.jp 河出の複数の方があげているのは、佐藤正午さんの「熟柿」と自社本
である滝口悠生さんの「たのしい保育園」がありました。
河出で佐藤正午さんの本をあげている方は、正午推しと言っていますが、
河出は佐藤正午さんと縁がないのは残念です。「熟柿」は、佐藤正午作品
としては時間の流れ方がストレートで、いったりきたりしませんので、あまり
読んでいて混乱をきたすことがなしで、正午作品初心者にもおすすめでき
るものです。
「たのしい保育園」は、「ロッテの高沢」という作品が収録されていること
で、そこのところだけ読んでいて、そのうち借りて読もうと思っていましたが、
そろそろ読む時期でありましょうか。


