借りてることすら忘れる

 図書館から借りている本は、返却日を迎えましたので、ネットのマイページ

で可能なものは借り出しの延長をかけることにです。すでにネットで一度延長

したものは、分館へと持参して手続きをしなくてはいけません。

 本日は野暮用がありまして、午前に雪のなかを外出したのですが、そのつい

でに分館に立ち寄ることにして、図書館本を入れている袋から、対象となる本

二冊を抜き出すことにです。その時に、あれっこんな本借りていたかと思うもの

がまじっていました。

 ということは、借りて二週間、一度も手にしていなかったことになりです。借り

たときは、これは読むことができそうと思って借りたのですが、ちょっと他の本を

優先していて、順番がまわってこなかったようです。

 ちょっと気の毒な本は、これでした。

 石井遊佳さんは、2018年上期の芥川賞作家ですね。このときは、石井さんの

ほかに「おらおらでひとりいぐも」の若竹さんが受賞となりました。どちらというと

若竹さんの人物と作品が話題になって、当方はめったにないこと掲載された

「文藝春秋」を購入して、それで両作品を読みました。

 石井さんは、当時インドにお住まいであったこともあって、受賞当時は日本の

メディアで話題になることもあまりなかったように思います。

当方もその時に読んだっきりで、ほとんど記憶に残っておりません。

 石井さんの小説集は、これが三冊目とのことで、作家としては作品数が少な

いようです。

 ということで、このあとは今年にでた小説集「ティータイム」から表題作を読ん

で見ることにします。この作品は北関東の温泉旅館が舞台となって始まるよう

でありまして、石井さんは若い頃に草津温泉で仲居の仕事をされていたことが

あるということで、そんな体験も反映されているのでしょうか。

「この旅館は本館・新館ともに地上二階地下一階。・・・・大宴会場は本館地下の

尾瀬>と一階の<白根>の二つ、中宴会場は本館二階<浅間><本白根>

の二つ、小宴会場は同じく二階<妙義><榛名><赤城><しゃくなげ>など

八つ。」

 宴会場に、土地にちなんだ名称が使われていることは、よくあるのですが、この

うちの<妙義><榛名><赤城>というのは、上毛三山というのだということ

を先日にみた田中美佐子さんの「こころ旅」で知ることにです。

 この上毛三山というのは、群馬の人にとってはふるさとの山になるのですが、

相撲ファンにとっては、これをしこ名にした力士のことが思い浮かぶことです。

特には、出身地も群馬であった栃赤城さんでありますね。