市内で見つかれば

 市内に新刊を取り扱っている本屋さんは、そこそこあるのですが、当方が

定期的に足を運ぶのは四店ほどで、この場では、行きつけの店、コンビニ書店、

モール書店、ドンキー書店と呼んでいます。

 行きつけの店は、昔から市内で営業している本屋さんで、ここに入荷してい

ればちょっと無理しても購入しようと思ったりです。最近は思ったようには入荷

せずでありまして、文庫本新刊についてはなんとか確保できておりますが、単行

本はややしばらく買えていませんですね。

 このところ絲山秋子さんや堀江敏幸さんの新刊がでて、このあとは丸谷才一

さんの新刊もでるということになっていて、これは注文することなしで、市内の

書店には入荷するだろうかと、見て回ることにです。結局のところ、すでに店頭に

並んでいることになっている絲山さん、堀江さんの本は、四店のどこでも目にす

ることができませんでした。

 絲山さんのものは、以前は入っていたと思いますが、今回は河出書房だから、

ちょっと部数が少ないかな。堀江さんの新作は、あの値段でありますので、これ

は無理でありますか。

 ということは、この流れでいきますと丸谷才一さんのものは注文をするしかな

いということになりますですね。

 今月2日に山下達郎さんのライブででかけたときに立ち寄った書店で、堀江

さんの本は手にして、パラパラとなかをのぞいてみました。このボリュームであ

りますので、買ってもすぐに読むことはできそうもないぞ、それじゃしばらく時間を

おいて図書館から借りるかと思ったのですね。そのうち読みます。(ひょっとした

ら文庫になってからになるかもです)

 購入することができたのは絲山さんの本でありました。値段が安いこと、読む

ことができそうに思ったこと、それに装丁装本が好みでありました。最近は絲山

さんの新作はほぼ購入していますしね。

 「細長い場所」は、簡易なダストケースに入っています。最近は、このように

簡易なものに入っているものでも少なくなっていまして、こういうのは図書館に

収蔵されると、捨てられてしまうので、やはり雰囲気がかわってしまって、これ

は買って手元においておくしかないなです。

 このての簡易なケースが入っていて、記憶に残るのは、近くには「真鶴」とい

う本がありましたし、古くは河出からの吉田秀和さんの「ソロモンの歌」なども

こんなケースでありました。

 それで「細長い場所」でありますが、いまだ最初のところをすこし読んだだけ

でありますが、この書き出しからのイメージが素晴らしいのですね。かなり緊張

感のある書き出しでありまして、当方などは、会話でつなぐよりも、イメージを

言葉でつないでいってほしいなと思うのですよ。そうなるとかなり読みにくいも

のになってしまうのですが。

 書店で手にして立ち読みするときは、ケースより抜くのに気をつけてください

ですが、書き出しの1ページ目を読んでみてくださいです。この1ページは息継ぎ

をしないで読むべしですね。