山はいるが、川はいないな

 相撲の名古屋場所が始まって6日です。今場所から名古屋の会場が変わった

と話題になっています。とにかく名古屋場所は盛夏に古い体育館での開催で、

観客の皆さんも暑さにまいっているのが、テレビ画面からも伝わってきて、相撲

見物も名古屋場所は無理だなと思っていました。

 今回の新しい会場は体育館というよりもアリーナでありまして、相当に収容人員

も増えたようでありまして、会場の高いところの席は、客をいれずの興行となって

います。

 この会場は音楽イベントもやるのでありましょうか。ちょっと気になるが、やはり

音楽はホールで聴きたいことです。

 名古屋場所の話題のもう一つは(小生にとってでありまして、新横綱ではありま

せん。)、相撲界に伝わる伝統的なしこ名が復活したことでありますね。

 相撲部屋の伊勢ノ海というと、江戸時代から続く名門でありますが、地味な部屋

でありまして、部屋頭はこれまで錦木がつとめていました。その前は勢でした。

錦木というしこ名は、部屋に昔から伝わるものということが紹介されていましたが、

その昔の錦木という力士は、当方はまるでしらないのでありました。

 そして今場所、やはり部屋に伝わる「藤ノ川」のしこ名が復活することにです。

 伊勢ノ海部屋というと、同志社大学相撲部OBが入門するとこというのが、当方

の認識です。当方よりも10歳くらい下でありますが同志社大から鳴り物入り

各界に入ったのが、先代の藤ノ川でありました。残念ながら早くして引退してしまい、

先月6日に64歳で亡くなった時に、話題となりました。

 先代の藤ノ川が亡くなったとき、部屋からは大学後輩である甲山親方が弔問に

出向いたと報じられていましたが、その藤ノ川を名乗ることになったのは、部屋付き

の甲山親方の長男であります。

 甲山親方は相撲教習所の担当で、決まり手係などをつとめており、幕下以下の

若い力士のにも通じていて、TVの解説を聞くのが楽しみな親方です。

ちょうど自分が幕下の解説を担当しているときに、当時、若碇を名乗っていた長男

が勝てば十両昇進が決まるという対戦があって、見事に勝利をおさめた瞬間の親

方の様子が、カメラで捉えられていて、他人でもこのような大一番はドキドキするの

に、実際の親であれば、どんなにきびしいだろうと思ったことです。

 無事に関取になった若碇は、その後もファイトあふれる取り口で昇進を重ね、

今場所から幕内力士となったとのことで、38年(?)ぶりに藤ノ川復活となりまし

た。

 この藤ノ川誕生で、相撲番付にしこ名に川の字が掲載となったとのことです。

 その昔は川の字がつく力士は珍しくなかったのですが(一番よく目にするのは、

男女ノ川でありましょうか。)、今はほんと希少でありまして、今回の藤ノ川誕生を

喜んでいる、相撲記者さんの記事をネットで目にして、当方も関西ひいきであるこ

とから、駄文につながりました。

 相撲は、神事につながり、稲作とも関連ありですから、川の役割は大切であり

まして、現役力士にはほとんどいなくなった川の字が親方の名称には数多くいる

ことを今回知りました。