本日は家人の足の確保でショッピングモールまで行くことになりです。
家人が買い物をしている間、当方は書店で時間をつぶすことにです。
この本屋さんは、文庫などはまずまず入るのですが、講談社文芸文庫とか
岩波文庫などは入らずでありまして、売れ筋中心の品揃えとなります。
そうではあるのですが、どういうわけかこんな本がどうして配本されるの
かなと頭をひねってしまう本がありまして、本日に立ち見していた本は、
そのような一冊でした。
このモールの本屋さんには、店内にテーブルと椅子が用意されていまして、
どうぞゆっくりと下見してくださいなとなっています。当方店の売り物の本を
立ち読みはいいとしても、椅子にかけてテーブルにむかって読むというのは、
いかがなものかと思うものですから、昔からの伝統的なスタイルでの立ち読み
となりました。
新聞広告で「市村弘正著作集」とあるのを見たときに、へえーこのような人の
著作集がでるのかと思って驚いたことがありました。当方もうっすらと名前を知っ
ているくらいで、決して知名度が高いとは言えないのではないかな。
先日に札幌の大きな書店で棚にささっているのを見かけたのですが、時間が
なかったこともあって、手にしてチェックすることはできずでありました。
新聞広告では「丸山真男、藤田省三の水脈に立つ思想史家」とありまして、
そういう評価なのかと思いました。
prtimes.jp 本日の書店には、上下二巻が並んでいましたので、そのどちらも手にしたの
ですが、当方に興味深かったのは、「月報 市村弘正 研究ノート」であります。
この研究ノートの一番最後には、落合勝人さんが「著作集を編集するまで」と
いう文章を寄せていました。
この研究ノートがユニークでありまして、これを見て、その昔に平凡社から
でた「林達夫著作集」の月報を思いだすことにです。そうだよな、落合勝人
さんは、「林達夫 編集の精神」の著者であるからなです。
落合さんの本業は、集英社新書編集長(「編集の精神」を刊行した頃)で
ありましたので、それで「新書企画室単行本」なんてのが記されているのか
普通ではなかなか出版にまで届かないものを編集者 落合さんの力技で
世に出したということがわかります。市村さんは、落合さんが社会人になってか
ら通った大学院の指導教授でありましたから、力も入ることです。
本日の立ち読みでは、とっても市村弘正さんの文章まで読むことはできずで
ありましたが、そういえば当方のところにも市村さんの書いたものがあったぞで、
それをひっぱりだして何行か読んだのですが、これがとっても難しいのです。
その文章は、市村さんの師匠である藤田省三さんの著作につけた解説ですが、
すこし時間をかけて読んでみることにいたしましょう。


