本日は山猫忌

 本日は1987年に亡くなった長谷川四郎さんの祥月命日となります。

 四郎さんは神道でありましたので、命日は年忌祭でありまして、当方は朝

から祭りの準備です。そもそも、この場は長谷川四郎さん、小沢信男さん、川崎

彰彦さんなど、当方が偏愛の文学者など非流行作家さんのファンサイトのよう

なものをやってやろうと思って2007年にスタートさせたのですが、その時点で

故人となっていましたのは、長谷川四郎さんお一人でありましたので、その年の

4月に、この場で山猫忌ということで話題にしたのが最初でありました。

vzf12576.hatenablog.com 早いもので亡くなって38年でありまして、現役時代のことを考えましたら、

とっくに忘れ去られても不思議でないのでありますが、四郎さんをめぐるこの

一年の賑わいはどうでありましょう。

 何よりも、まずはちくま文庫による「長谷川四郎傑作選」2冊の刊行があげ

られます。堀江敏幸さんによる選で、しかも解説つき。初期の「シベリア物語」

と「鶴」を中心にして、それに当方が大好きな「デルスー時代」が収録されま

した。

 

 堀江さんは若い頃に長谷川四郎さんについての評論を発表していますが、

やっとこさで堀江選による文庫が世にでたことになります。

 この文庫はあちこちで歓迎されて新しい読者を得ていると思われるのです

が、古くからの読者さんも、声をあげていまして、当方が目にしたものでは、

斎藤真理子さんも「ちくま」で連載しているエッセーで四郎さんに言及してい

ましたです。

 堀江さん、斎藤真理子さん、それに村上春樹さんなどの著作を通じて、

四郎さんに親しむ人が増えてほしいものです。

 昨年5月には、函館美術館で「長谷川兄弟展」がありまして、それに足を運び

ましたが、そのあと東京では熱心なファンの方が主催する「長谷川潾二郎展」

が開催されました。

 東京での展覧会では、たまたま会場にいらしていた潾二郎家のご家族と

お会いすることができて、めったにないこと四郎夫人の思い出話をすることに

なりました。いい時間でありました。

 そう思っておりましたら、潾二郎さんの熱心なファンであるりんこさんのNOTE

に、今年の秋に「北海道文学館」で「長谷川四郎とそのきょうだい展」があると

ありました。

note.com 今度の展示は文学館でありますのえ、長谷川四郎さんを前面にだしたもの

でありまして、これは楽しみなことです。(当方の持っている資料にも貴重なもの

はあるのですが、依頼あれば貸出やぶさかでなしですが、こちらからはだんまり

であります。)