昨夜の遅くから今朝にかけては、ずっと気温は氷点下であったようです。
朝7時の気温はマイナス2度でありますので、これは植物に影響がありです。
庭の見回りの時に、鉢植えのゼラニウムが寒さにやられていないかと心配
しつつ、風除室に取り込むことにです。
この時期に咲いているバラは寒さで凍りついているものもあって、いつま
でも咲かせていてはだめかなと思わせました。地面には盛大に霜柱が立っ
いまして、地面がカチンカチンになるのも、そう遠くないことです。
そろそろ庭終いをしなくてはいけませんですね。
図書館から借りている本を手にしているのですが、これがさっぱり頭に入らず
でありますが、なんとなくわかるような気にもなるというもので、本のタイトルは
「世界目録をつくろうとした男」となります。
「はじめに」から引用してみますが、次のようになります。
「ポール・オトレは、50年近くにわたって休むことなくコツコツと『世界書誌』の
作成にあたってきた。これはいわば、すべての出版物出版物をもとにした膨大な
目録で、書籍、専門誌、新聞など、あらゆる重要な知的財産をカタログ化しようと
したものだ。もっとも多いときには、その項目数は1500万を超えていた。
項目はすべて索引カードに記録され、無数の引き出しが縦横に並んだ木製の
整理棚で保管される。この膨大なカード目録に加え、ダンボール7万箱以上の
書類や写真、ポスター、パンフレットなどの資料、・・」
オトレさんは日本でいいますと明治になった頃に生まれた人となりますので、
もちろんアナログもアナログですが、とりあえず「世界書誌」の作成を目指した
ことになります。
「索引カード」なんてのを使う人は、ほとんどいなくなっているでしょうが、
その昔のアナログ情報処理の頃には、普通に使われていて、有名なところでは
梅棹忠夫さんが「知的生産の技術」で京大式カードの使い方を書いていまし
たです。(もちろんデジタル化したときには、カード型データベースになるので
すが、それはずっと後の話)
図書館へといって、蔵書検索も図書カードを探ったのですが、そういう経験の
ある人は、30代後半くらいになっていましょうかね。
もちろん「世界書誌」というのですから、オトレさんは、自国だけではなく、ネット
ワークで世界をつなぐというアナログの仕組みを作ろうとしたというのですから、
驚きでしかありませんです。さて、その試みは、どのようになって終わりを迎えたの
かは、これから読むところとなりです。