となり町でクラスの集まり

 年に一度の高校クラスの集まりがありまして、夕方にむけて出かけることに

なりです。高校を卒業したのは1969年でありますので、55年となります。

今年はこれまでのところクラスメートの訃報はなかったねと、集まった12人で

無事を確認することにです。もちろん、身体のどこかここかは悪いのでしょうが、

集まりに参加できるだけよろしいこと。

 最近は二次会などもなくなりまして、一次会だけで解散するのですが、早くに

始まって、早くに終わるというのはありがたいことです。

 となり町への往復は列車を使いましたが、その車中では持参の文庫本を開く

ことにです。「戦争と平和」でありますが、やっとこさで第五部にはいりまして、

新潮文庫版第二巻は残り130ページほどですが、このくらいであれば、週末に

は読み上げそうですが、さてどうなりますか。

 ふだんあまり立ち寄ることのない駅近くの全国チェーンの本屋さんをのぞく

ことにです。今月の中公文庫とか、河出文庫が大増刷している本を手にすること

ができないかと思ったのですが、これはどちらも見当たらずです。

 この本屋が市内では一番品揃えがいいかなと思ったのですが、これは残念。

この店は最近は岩波新書も新刊だけは入るようになっていて、もうすこし巡回の

頻度をあげたほうがいいのかもです。

 この本屋チェーンでは、新聞書評で取り上げられた本をまとめて並べているの

ですが、そこを見ていたら斎藤真理子さんの新刊(といっても8月刊行)がありま

した。これは珍しいことで、挟まっていたスリップには日経9月書評本とありました。

 大阪の創元社からシリーズ「あいだで考える」の一冊でありました。

 その昔に理論社からでていた「よりみちパンセ」という本がこんな感じであった

よなと思いながら、買うことにです。なんといっても、版元は創元社で、著者は斎藤

真理子さんですからね。

 「よりみちパンセ」を検索していましたら、理論社がだめになったあとは、それは

イースト・プレスに引き継がれて刊行が継続されたとありました。

イースト・プレスといえば、ここから刊行となっている斎藤真理子さんの本を図書館

から借りておりました。

 とにかく、斎藤真理子さんの本は見かけたら借りるか買うかすることにしましょう。

そういえば、本日に見当たらなかった河出文庫も斎藤真理子さん関連でありまし

た。しばらくは、斎藤真理子さんを中心に読書生活はまわっていくことになりそう

です。