そういえば今月の17日に俳優の西田敏行さんが急逝され、これを受けて
TV各社は追悼番組を放送しています。その昔の連続ドラマを再放送してくれ
ればいいのですが、連続ドラマといえばむずかしいでしょうね。
当方は、その昔はテレビを持っておりませんでしたので、西田さんのことを
知ったのは遅くって、ドラマでいうとファンであった市川森一さんが脚本を書い
て、TBSの強力制作陣が作った「港町純情シネマ」からでしょうか。その二年後
には、当方のオールタイムベストとなる「淋しいのはお前だけじゃない」となるの
でした。ネットでは有料で、この「淋しいのは」は見られるようですが、地上波か
BSででもやってくれればいいのにです。
TVドラマのシナリオ本を購入するくらい、当方はこのドラマが好きであるので
すが、ドラマの内容ははっきりとしなくなっているのが残念です。
このドラマへのオマージュといえばクドカンが本を書いた「タイガー&ドラゴン」
となりますが、もちろんクドカンもこの作品に大きな影響を受けた一人で、これは
TBSでありましたから大山勝美から高橋一郎という過去の制作陣への現在の
スタッフのオマージュも感じたことです。(クドカンとコンビを組んでドラマ制作を
していた磯山さんが退社したのは残念なことで。)
もりしげ亡き後、そのポジションを継いだのは西田敏行さんでありまして、西田
さんが亡くなった穴は大きいことです。
今の顔ぶれを見ますと、北海道出身の人気者が一番それに近くなりそうです
が、森繁が亡くなったときの西田さんの年齢は60歳くらいで、北海道の人気者は
まだ51歳ということですから、あと十年弱でそのレベルに到達することができる
かな。
このようなことを記しながら、小林信彦さんならどう感じているかなと思いまし
た。小林さんは、「日本の喜劇人」に補筆するときに北海道の人気者を加えてい
るのですが、西田敏行さんへの評価はと思って、「日本の喜劇人」の索引をみま
したら、喜劇人「伊東四朗」が「電線音頭」で有名になった番組のなかで、木の実
ナナとのコンビで「いんちき日本昔ばなし」をやっていたことへの言及だけでした。
そうか、小林さんに言わせれば西田さんは「喜劇人」ではないということか。
