やはり行きつけの本屋で

 先日の青春18きっぷの旅で、乗り換えの時に、散策した某駅周辺は見事なまで

の衰退ぶりでありまして、地方創生というのは、かっての駅周辺の繁華街を見棄

てて、郊外にモールをつくることであるのかと思ったことです。

 日本全国のあちらこちらに、同じようなチェーン店の看板があがって、ほとんど

風景がワンパターンとなり、それだけ見ますと、どこの町であるのか検討もつきま

せん。(今は全国チェーンとなったニトリとか、ツルハ、ホーマック改めDCMの看板を

北海道以外で目にしますと、うれしくなったりもするのですが。)

 年寄りの繰り言でありますが、若い人は郊外にモールのないところには退屈で

住むことはできませんと言われそうです。

 この町に移り住んでからの50年くらいで、当方の行きつけの本屋の、最初の老舗

は閉店し、次の店は破産してしまいました。現在の店を行きつけとして13年くらいで

ありますが、どんどんと本は少なくなるのですが、地元の本屋を大事にしなくてはで

す。

 ということで、行きつけの本屋で買える本は、ここで買いましょうです。とは言っても、

一部の文庫本ではありますが。

 先日にこの店へといって、遅ればせで新刊文庫を購入です。

 同じ編者による喫茶店文学選の二冊目となります。喫茶店についての著作も

ある編者でありますが、アンソロジーの二冊目を作るのは大変であったとあとがき

にありました。

 今回の目次を見ましたら、矢川澄子さんや川崎彰彦さんのものがありまして、こ

れはうれしいこと。この2つの文章は、どちらも読んでいるのですが、まるで頭に残っ

ていないことです。

 矢川澄子さんの文章は、単行本「おにいちゃん」に収録の「W・ベンヤミンに倣っ

て」というもので、二章仕立てのもの。最初は多田智満子さんについてで、次が

澁澤龍彦さんと松山俊太郎さんについてですが、喫茶店はさらっとでてくるだけで

あります。

 新宿の紀伊國屋書店の洋書部をのぞいてから、風月堂経と行くという展開で

でありまして、その昔のただしいルートでありますね。今ならスタバになるのかな、

それはちょっと違うのではないかな。