大阪で買った古本

  先日に大阪から送った荷物が届いておりました。LCCは荷物の持ち込み

重量が7㎏内となりますので、これをオーバーしますと、預けなくてはいけません。

預けの代金がそこそこなものですから、それじゃダンボールに詰めて別に送った

ほうがよろしいかということで、宿近くのコンビニに持ち込みましたです。

 このところ古本は買わないようにしているのですが、単行本などはとにかく

重いので別送にまわることになります。今回の旅では、古本屋を二ヶ所のぞいた

のですが、その一つでこれは買ってもいいかと思ったものがありまして、これが

今回の旅のただ一冊の古本でありました。

後藤明生 針の穴から 集英社 1979年8月刊行

 後藤明生さんの本はありそうでなく、なさそうであるのですが、このエッセイ集は

これまであまり見ることはなしです。なかをパラパラとみましたら、雑文集という

感じであって、こういうの文章は、他で収録されることもないでしょうから、自分で

確保しなくては読むこともできないことです。

 しかもこの本安価ですが、献呈署名本でありました。

後藤明生さんの署名あり。

後藤明生さんの署名あり。

 献呈されている方は、まったく名前を聞いたことのない方でありますが、

これまで当方は後藤明生さんの署名本を購入したことがないので、一冊くらい

いいでしょうよ。

 この一冊を購入して、その近くにあるお店へといきましたら、そこにも後藤明生

さんの本が何冊かありました。なかには署名入と表示されているものがありました

ので、手にしてみましたら、早稲田露文の教授をされていた方に献呈されている

ものでした。そこに書かれている署名は、大変に丁寧に書かれていまして、やはり

目上の方に献呈する時は、このようにするものなのかなと思いましたです。

こちらの本は、献呈されている方が著名ということもありまして、値段が3倍くらい

もしまして、こちらは目の保養でありました。

 後藤明生さんのウィキを見ましたら、この「針の穴から」が小説に分類されていま

すが、これは小説集ではありませんですね。

同じくウィキには後藤さんのエピソードとして、「原稿は、4Bの鉛筆を使って執筆して

いたという」というのが紹介されていますが、これもこの本に収録の「鉛筆・消しゴム

肥後守」という文章にあるということがわかりました。この本は文庫にもなっていない

し、買えてよかったことです。