先日に大阪から送った荷物が届いておりました。LCCは荷物の持ち込み
重量が7㎏内となりますので、これをオーバーしますと、預けなくてはいけません。
預けの代金がそこそこなものですから、それじゃダンボールに詰めて別に送った
ほうがよろしいかということで、宿近くのコンビニに持ち込みましたです。
このところ古本は買わないようにしているのですが、単行本などはとにかく
重いので別送にまわることになります。今回の旅では、古本屋を二ヶ所のぞいた
のですが、その一つでこれは買ってもいいかと思ったものがありまして、これが
今回の旅のただ一冊の古本でありました。

後藤明生さんの本はありそうでなく、なさそうであるのですが、このエッセイ集は
これまであまり見ることはなしです。なかをパラパラとみましたら、雑文集という
感じであって、こういうの文章は、他で収録されることもないでしょうから、自分で
確保しなくては読むこともできないことです。
しかもこの本安価ですが、献呈署名本でありました。


献呈されている方は、まったく名前を聞いたことのない方でありますが、
これまで当方は後藤明生さんの署名本を購入したことがないので、一冊くらい
いいでしょうよ。
この一冊を購入して、その近くにあるお店へといきましたら、そこにも後藤明生
さんの本が何冊かありました。なかには署名入と表示されているものがありました
ので、手にしてみましたら、早稲田露文の教授をされていた方に献呈されている
ものでした。そこに書かれている署名は、大変に丁寧に書かれていまして、やはり
目上の方に献呈する時は、このようにするものなのかなと思いましたです。
こちらの本は、献呈されている方が著名ということもありまして、値段が3倍くらい
もしまして、こちらは目の保養でありました。
後藤明生さんのウィキを見ましたら、この「針の穴から」が小説に分類されていま
すが、これは小説集ではありませんですね。
同じくウィキには後藤さんのエピソードとして、「原稿は、4Bの鉛筆を使って執筆して
いたという」というのが紹介されていますが、これもこの本に収録の「鉛筆・消しゴム
肥後守」という文章にあるということがわかりました。この本は文庫にもなっていない
し、買えてよかったことです。