なんとか百ページ

 本日の夜に関西から戻ることになりです。関空を飛び立つと3時間ほどで

自宅にたどりついてしまうのですから、ほんとに速いことでありまして、頭と

身体が追いつかないかもしれません。たぶん、ペースが戻るには、すこし時間

がかかりますでしょう。

 今回の旅行に持参した文庫本は、「戦争と平和」でありまして、ちょっと分厚い

新潮文庫を二冊でありました。あと少しで一冊目は読み上がるので、読んでし

まおうとしたのですが、ちょっと頭にはいらずで、結局50ページくらい残ったので、

荷物になるけどしょうがなしと持つことにです。

 「戦争と平和」は19世紀小説ですし、もっと読みやすいと思っていましたが、こ

れがどっこいでありまして、苦戦することにです。

特にいけないの戦争にからむシーンでありまして、地形に対して両軍がどのように

陣地を築き、どのように攻めていくのかというようなことが、まるで頭にはいりま

せん。

 時代は違いますが、独ソ戦についての新書を読んだときにも、肝心の戦術に関す

るところが頭にはいらずで、そこのところはちんぷん、かんぷんでありました。

 「戦争と平和」の登場人物の男性は、ほとんどが貴族階級で、外交官か軍人かと

なるのですが、戦争に関わるところよりも、女性が登場する貴族のゴシップのところ

のほうが、興味がわくことです。

 やっと入ることができた2冊めは、1806年初めの軍人の休暇シーンから始まりまし

て、これはちょっとありがたいことにです。休暇であるうちにすこしでもページを稼ぐ

ことができないかと思うことで。

 ということで、本日の帰路についてからは「戦争と平和」2を手にしておりまして、

なんとか自宅にたどり着くまでに100ページを読むことができました。また戦闘の話題に

なるのでしょうよね。

 今回、京都で子どもに「戦争と平和」を無事に読み終えることができるように、ブック

カバーを作ってくださいなとお願いをしたら、そこにあった色鉛筆などで、タイトルを描い

て文庫にカバーをかけてくれました。昨年でありましたか、「失われた時」の文庫にも

カバーをつくってもらい、それを励みに読み進めることができましたが、今度もそうなる

ことを願うことにです。

小学女児による「戦争と平和」カバー