本日の新聞広告に「シリーズ27万部突破!」とありました。このようなものが、
売れるのかなと思っていましたが、意外や意外で売れているのですね。
宣伝文句には「名作短編がぎっしりつまった1冊」とありまして、シリーズのタイ
トルは「中学生までに読んでおきたい日本文学」とあります。
アンソロジーで編者は松田哲夫さんですので、筑摩書房時代の「文学の森」と
おなじような作りのものですが、こちらは日本の作品に限ってのものとなりです。
「中学生までに」とありますが、「小学校5年以上で習う漢字にルビ。わかりやすい
図版脚注付き。」とありまして、一応は児童むけをねらっていますが、どうもこの
売れ方は中高年の人が買っているのではないのかな。そうでなければ、孫が
本好きになってほしいジジババが買っているか。
このシリーズは全10巻となるのですが、1巻目の書影をリンクです。
「悪人の物語」でありますが、ここには山村暮鳥を筆頭に森銑三、芥川龍之介と
続いて、野口富士男、色川武大などのものも収録です。
当方が、タイトルを見て、これは読んだぞと思うものはなしですので、ちょっとマニアッ
クであるようです。
この広告には小川洋子さんが「ああ、これを、子供の頃の私に読ませたかった」と
のコメントがついていますが、本好きの子供が自分から手にするのであれば、別に
して、親からこれ楽しいから読んで見てと渡されたら、拒否反応を示すかもです。
小学5年生、そこそこ本好きな女子というのが身近にいるのですが、彼女にこの本
を渡したら、どんな反応をするでしょうね。そのときは「悪人の物語」ではなく、「恋の
物語」のほうがいいかな。

