高齢者は夜中に目がさめます。本日の二回目に目がさめたのは
3時半でありました。そういえば、この時間は女子やり投げの決勝の時間で
ありました。夜通し起きてオリンピックの見物はしないのでありますが、目が
さめて、トイレにいったついでにTVのスイッチをつけて、陸上競技を見てみる
ことにです。
やり投げの試合は、すでに5投目に入っていたのですが、音声を切って
いましたので、そのときの順位がどのようになっているのかわからずでありま
した。5投目が終わったところで、その時点での順位表が表示されて、それを
見て、北口選手が一番上にランクされていることを知りました。
結局は、そのまま試合は終わって見事に北口選手は一等賞となりました。
なんといっても、北口選手は高校生の頃から北海道陸上競技界の期待の
星でありましたので、その活躍に一喜一憂していたのであります。(前回の
東京は結果がでませんでしたから)
夜が開けてから、気をもみながら応援をしていたであろう旭川の友人に
メールでお祝いのメッセージを送ることにです。このところ、あまり良い話題で
メディアに登場することのすくない旭川でありますが、旭川の人たちも大いに
元気づけられたことでありましょう。
チェコの人からも愛されている北口さんのようなアスリートのあり方は、
これからの子どもたちの目指す方向性かな。
本日は日中の気温が32度まであがりましたので、あちこちの窓を開けて
風をいれることになりです。二階のほうが居間よりもすこし涼しいので、そこ
に置かれている本を手にして、ちょっと読んでみることにです。
本日に手にしたのは、元版で1997年10月に刊行となったものです。これに
まとまったのは、今はなき文藝春秋社「本の話」に連載されたものでした。あの
「本の話」からはいくつもの単行本が生まれまして、なくなったのが、ほんと惜しま
れることです。
当方がこの本を好むのは、村上さんがここで取り上げている作家を、当方も好ま
しく思っているからであります。特に、最後におかれた長谷川四郎さんのことが。
村上さんは長谷川四郎さんの「阿久正の話」という作品を中心に論じていくの
ですが、参考になるところがあちこちにありです。
本日は、村上さんが記している次のくだりを紹介することにです。
「戦後日本文学の主流の多くの部分が現在ずいぶん冷や飯を食わされている中
で、彼の主要作はちょっと大きめの書店に行けば文庫本で簡単に手に入ります。
彼の時流におもねらない個人主義的な小説のスタイルは、今新しい読者によって
再評価されているといっても過言でないし、それは決して驚くべきことではないと
僕は思います。」
この文章が発表されてから30年弱でありますが、ちくま文庫で「長谷川四郎傑作
選」がでているのは、村上さんの見通しの正しさですね。

