「ちくま」の次は「波」が

 本日に野暮用から戻りましたら、新潮社「波」6月号が届いておりました。

今月号は付録で物販カタログがついていて、いつもより大きな封筒に入って

おりました。このカタログは、中を見ることもなしで、右から左です。

 今月号の目玉は、小林信彦さんの文章が掲載されていることですね。

 先月に小林さんの「決定版 世界の喜劇人」の決定版が刊行されたので

すが、それに合わせての署名入り文章でありまして、「最新の肉声を伝える

『あとがき』と『インタビュー』を再録します。」とありました。

 当方の行きつけの本屋には、これは入らずでありますので、いまだにこの本を

手にしておりません。

 今回の小林さんの文章を拝見しますと、「世界の喜劇人」決定版までの成り

立ちが書かれていて、その部分は「文庫版 世界の喜劇人」のあとがきを再録

でありまして、これは、当方のところにもあるので、ちょっとそちらも確認してみよう

と思って探したのですが、こちらは本日は見つけることができずでした。この文庫

本の捜索は、後日にまたです。

 当方は、「日本の喜劇人」とくらべると「世界の喜劇人」のほうはなじみが薄い

のでありますね。もちろん、それは取り上げられている喜劇人たちの映像を見て

いないからです。

 この本の一番最初にでた異本は1963年とのことですから、その時代にはよほ

どの人でなくては、小林さんが書いていることを理解できなかったと思うのです。

なんといってもほとんどみな映像を目にすることができていないのですからね。

 それから60年が経過でありますが、現在の状況を小林さんは、次のように書い

ています。

「とにかく、フィルムとDVDで、少なくともマルクス兄弟の全作品を観ることができ

ようになったのは、プラスでしょう。」

 少なくとも、日本でこのようになったのは、小林信彦さんの功績の一つでありま

すね。

 残念ながら、当方はいまだマルクス兄弟には縁がなしであります。

 ちなみに決定版あとがきの日付は2024年3月で、91歳になりましたとあって、

健在であること、なによりです。