久しぶりに絲山さん

 先月かにどなたかが書いた文芸時評を見ていましたら、文芸誌に掲載の絲山

秋子さんの小説が取り上げられていました。新作が発表されていることを、そ

れで知りまして、機会がありましたら、掲載誌を借りて読んでみましょうと

思っておりました。

 図書館の雑誌は、出た翌月になりましたら、借りだすことができるようにな

りますので、本日に借り替えにあわせて借りることになりました。

 掲載されていたのは「文學界」3月号でありまして、小説のタイトルは「赤い

髪の男」となります。短編でありますので、すぐに読むことが出来てしまいそう

ですが、本日は時間が遅いので、明日にゆっくりと読むことにいたします。

 そういいながら冒頭のところを、すこし読んでみることにです。さすがに

読ませる絲山さんでありまして、そのまま読んでしまいそうですが、本日は

残り少なくなりました梶よう子さんの「空を駆ける」を読んでしまわなくては

です。一日に一章読んでも一週間で終わる勘定でありますのに、いったい何日

かかっているのかです。

 やっとこさ、主人公であります若松賤子さんが「小公子」の翻訳を終えて、

それを刊行したところですので、彼女の人生の残りは少ないのであります。

 若松さんは、本名は巌本さんでありまして、明治女学校に関係しているので

すが、そういえば明治女学校に関係している本も、自宅には眠っていることで

す。野上弥生子さんの自伝的な作品とか、相馬国光の登場する小説などですが、

それを読む余裕なんてあるでしょうかね。