いつもの月曜日に

 いつもの月曜日というのは、朝にパンの仕込みを行い、発酵をさせている時間

にトレーニングへといって、戻ってきてからパン作業を行うという時間割のこと

をいいます。

 本日がいつもとちょっと違ったのは、この冬一番の冷え込みとなったことで、

朝7時ころの気温がマイナス17度でありました。起きて台所で水道をだそうと

しましたら、ちょろちょろとしか水はでてこなくて、すこし焦ることになりまし

た。マイナス17度というのは、油断したら我が家でも水道が凍結することに

なる気温であります。幸いにして、我が家のはすこしちょろちょろとだしていた

ら、すぐにいつもの出方となりまして、めでたしでした。

 たぶん、市内のあちこちで水道管が凍結して、朝食の支度ができない家庭が

あったことでしょう。

 夜には、本日のパンも無事に焼き上がり、すこし休憩をしてから、このブログに

とりかかることになりです。更新が終わったらパンを切り分けて、冷凍庫で保存

することになりです。(本日は気温が低かったので、レーズン酵母の上がり具合が

心配でしたが、大丈夫であったようです。)

本日の天然酵母パン 山型パン レーズンくるみ バターロール

 月末となりましたので、「ちくま」と「波」が一緒に届きました。どちらもまず

は目次をチェックすることにですが、「波」は北村薫さんの「本の小説」の掲載は

なしでありまして、これは残念。「波」で次にチェックするのは「編輯後記」で

ありますが、こちらは大当たりでありました。

 いきなり次のような書き出しとなりです。

いしいひさいちさんのマンガ『ROCA 吉川ロカのストリーライブ』(自費出

版)が評判どおりの感動作。」

 この書き出しは、当方が1月14日朝日夕刊「中条省平のマンガ時評」を見てい

なかったら、なんのことじゃでありますし、それを目にして「ROCA」を注文し

ておらなかったら、ひどく焦ったことでありましょう。

 これに続けてかかれているところを全部引用したいのですが、それはぐっとこら

えて、次のところだけ。

「舞台は『ののちゃん』同様、たまのの市(つまり作者の故郷である岡山県玉野市

長年のいしい読者にとっては、もはやガルシア・マルケスにおけるマコンドみたい

な町です。」

 いしいさんが玉野市の出身というのは、目にした記憶はあるのですが、頭からは

とんでいますし、もう何十年も「ののちゃん」を目にしているというのに、その

舞台が「たまのの市」であるというのは、まったく知っておりませんでした。

まったくうかつなことで、いしい読みの、いしい知らずでありますね。

それにしても、ガルシア・マルケスにおけるマコンドというのは、大きくでたこと

で。

 それにしても、こんなに評判が高くなって、この「ROCA」はまだまま自費

出版のままなのかなと、すこし心配になることです。