明日のことはわからないか

 昨日は正月気分を味わって、本日はお休みの間に、すっかり緩くなってしまった

体を絞るべくトレーニングに行きましょうと、出かけたところに訃報の連絡が飛び

こんできました。

 当方よりも二学年上の先輩でありますが、散歩などを熱心にやって病気の話は

聞いておりませんでしたので、驚くことです。大動脈解離ということで、痛みを

訴えて救急搬送され、処置を待つ間になくなったとのことです。

前日まで、まったくその気配がなしであったのですから、本当に明日のことはわか

らないことで、その日その日を悔いないように生きなくてはいけないとまたまた

思い知らされることにです。

 そういえば、昨日の来客が運んできてくれた本は、会社を定年退職してまもなく

に亡くなった編集者「宇山日出臣」さんについての追悼集でありました。

 巻頭の文章には、次のようにありました。

「定年後は愛妻と二人きりの航海と詩的に書いていても、宇山は引き続き<ミステ

リランド>に監修者的立場で関わり、うつ病とも闘いながら生涯一編集者たる気概

を持ち続けていたはずである。が、翌年8月3日、神奈川県川崎市の自宅マンション

に一人でいたところ急逝。享年63(満62歳)」

 亡くなってから16年が経過だそうです。当時よりも定年退職の年齢があがってい

ることもあって、今はもうすこし働き続けるようですが、これから奥様と一緒の

時間を楽しみたいと思いながら急逝したという点で、本日の先輩と宇山さんの思い

には共通したところがあるようです。

 生きているうちに奥方を大切にしなくてはいけないことで、家人のおっかけ旅は

積極的に支援しなくてはであります。