とんだプレゼントで

 本日はクリスマスであります。朝起きて一番に確認するのは昨晩に用意して

おいた靴下にプレゼントがはいっていないかでありますが、これは残念であり

まして、かわりに外に真っ白な雪をおいていってくれたようです。

 あらまでありまして、この雪のおかげで松の上にはこんもりと綿がのったよう

になりました。とはいうものの、家の前に積もった雪は除けてしまわなくては

です。気温が高いせいで、水分をたっぷりと含んだ雪は重くて、腰が痛くなり

そうですが、ここは日頃のトレーニングの成果を発揮することにです。

 これからの一週間くらいは、あまりお天気は良くないとかです。一週間という

と年内はだめということでしょうかね。

 本日は年末に恒例の餅作りとなりました。昨日からあんこを作り、米をうるかし

て準備していたものを、朝から米を蒸して、餅つき機でこねることになりです。

昔風にいいますと、三臼分こねたとなるのですが、今どきですので一回分は7合

くらいでしょうか。その内の一臼は草餅としました。当方の役割は、機械をだし

てくることと、餅にあんこを包むことでありましたが、餅作りをしなくては年末

という気分がいたしません。

 あれこれの作業の合間にちびちびと橘外男の「コンスタンチノープル」を読む

ことにです。昭和24(1949(年に発表された作品ですが、現在であれば、

不適切な表現といわれるような記載があちこちにあって、これが文庫化された

昭和62(1987)年には、特に断り書き(不適切な表現がありますが、発表

された当時の事情を尊重しというような)もなしですから、あの頃は、そんなに

問題にならなかったのでありましょうね。

 そういえば、最近に発表されるものには「不適切」に対して過剰とも思える

配慮がありまして、特にTVなどでは「許可を得て撮影しています」とか、「こ

のあと消毒をしました」などと、そんなこと当たり前だろうと思うようなこと

を、わざわざテロップで流しています。

 それだけ、そういう場面を見てクレームの連絡をしてくる人が多いというこ

となのでしょうね。そんなこと当たり前じゃんとはいかない時代なのか。