リラ冷えといわれる6月上旬を終えて、こちらはやっとこで最高気温が20度
を超えるようになってきました。本日は最高気温が24度になって、あとすこし
で、今年初めての夏日になるところでした。これまではいつも外にでるときは、
シャツの上にセーターを着たりしていましたが、本日はシャツだけでも大丈夫
でありました。
このようなお天気の日が続きますと、バラの開花も進むのでありますが、こ
のあとはどうでありましょう。三年連用花日記を見てみますと、昨年のこの日
には、いくつかのバラが咲いたと記されているのですが、今年は何日か遅いよ
うです。
先週末に図書館へといって、本の借り換えをしたのでありますが、新刊棚に
ささっていた本を、これは読むことはできないだろうなと思いながら、借りて
くることになりです。何よりも、このような本がでていることも知りませんで
した。
ディーノ・ブーッツァーティの新刊であります。版元ははじめできくところで
ありますが、ここからは長野徹さんの翻訳で、短編集をはじめ何冊かがでていま
す。
それにしても、こういう出版が継続していたとは知りませんでした。このなか
には「古森の秘密」というタイトルの本がありますが、これは岩波少年文庫の
一冊になっていて、それで読んでおりました。
ディーノ・ブーッツァーティが亡くなったのは1972年1月とのことで、今年は
没後50年にあたり、それを記念にしての出版であるとのことですが、これまで
未訳の作品が、長野徹さんによって、次々と翻訳されていることは、ほとんど
知られていないのではないでしょうか。
この「動物奇譚集」は、短いものは5ページくらいでありますからして、これ
であればいくつかは読むことができそうであります。