追っかけ旅の宿は浅草近くでありまして、朝の散歩は宿から1キロほどにある浅草
寺へと行くことにしました。六時半でありますので、めちゃ早いわけではありま
せんが参詣の人は少なく、ゆっくりとお詣りすることができました。早起きはです
ね。
本日の昼間には、北小岩の友人宅を訪問して一緒に、バラの鉢増しをやってみるこ
とにです。彼のバラは、あまりケアがよろしくないので、花をつけなくなっていて、
そのままに放置しておいたら、間違いなくダメになるでしょうから、なんとか手を
かけることで、もう一度花を咲かせるようにならぬかです。
厳しい夏をなんとかしのいでの、秋に希望をつなぐことにいたしましょう。
鉢増しと剪定を終えてから上野にでたのですが、ズッとコロナ禍で自粛生活が
続いていて、小岩から上野にでたのは数年ぶりとのことでした。食事をごちに
なってから、不忍池を見物し、そのあと古本を見てみようということで、上野の
ブックオフに入ってみることにです。
上野の明正堂が閉店していなければ、間違いなくそこへといって小沢信男さんを
偲んだことでありましょう。明正堂さんが姿を決して、上野は本好きには淋しい
街になったことです。
ブックでは、自分のためにはいつものワンコイン選書でありました、そのほか
には、ゴチしてくれた友人に、ほんの少しお返しで講談社文芸文庫で安価なものを
買ってプレゼントすることにです。
買ったのは木下順二「本郷」と桐山襲「未葬の時」の二冊、でありました。
「本郷」の元版は、装丁を担当した平野甲賀さんの自信作の一つのはずですが、
こちらは、なかなか安価で見つけることは出来ませんが、あの「本郷」の黄色の
函は元気をもらえるのですよ。