昨日にネットに土岐英史さん(サックス奏者)が亡くなったとありました。
1950年2月生まれですから、ちょうど当方よりも一歳年長となります。
今年三月に村上ポン太さんが亡くなって、それに続いての訃報となり、どちら
も同年輩ということもあって、ショックなことです。
とはいっても、土岐さんも若くからジャズのプレーヤーとして活躍をしていて、
まさかこんなに年齢が近いとは思ってもいませんでした。
最初に土岐さんの演奏を聞いたのは、ジャズの愛好家団体がよんで公演をしたか
らでありまして、土岐さんというと、この時代の印象が強いことです。
ちょっと古い資料をあたることができていないのですが、土岐さんがリーダー
で、高瀬アキさん、井野信義さんとドラムスはどなたであったろう。二回くらい
来てくれて、二度目はメンバーが変わっていたように思うのだけど。
四十数年も前のことになりです。土岐さんのサックスは音色が美して、しかも
歌心に溢れたフレーズで、バラードの名手でありました。
その後、フュージョン系ともいわれたグループに参加して、それが山下達郎さん
のサポートメンバーとして長く活躍することになりました。
当方が山下達郎さんのライブに足を運ぶようになったきっかけは、これに土岐
英史さんが参加していたことにあります。この参加は2011年まで続いていたので
すが、達郎ライブから土岐さんが抜けたときはがっかりしたものです。
本日の新聞にも土岐さんの訃報がのっていて、新聞関係者にも土岐さんファン
が多いのだなと思いましたが、そのほとんどは山下夫妻のライブで知ることに
なったのでしょう。
土岐さんの本領はジャズにあると思うのですが、短くても強く印象に残るソロ
が山下夫妻のライブ演奏にあり、土岐さんのソロパートを切り取ったyou-tubeに
あがっていまして、これはいつ消されるかわかりませんが、とりあえず土岐さん
のエッセンスが詰まったものなので、これを紹介することにします。