買うことができなかった

 このところすこし気分が上向きでありましょうか。すこし本が読めそうな

感じになりです。本日は午前に散歩、午後からは相撲の千秋楽のTV見物予定で

ありまして、その間に、昨日のリベンジで行きつけの本屋へと足を伸ばすこと

になりました。

 昨日に記した新刊といって良い文庫とか新書を確保するためでありました。

坪内さんの新書は見つかりませんでしたので、これはまだこの町に到着してい

ないのか、それとも売れてしまったのか、わからずであります。 

最後の人声天語 (文春新書 1297)

最後の人声天語 (文春新書 1297)

  • 作者:坪内 祐三
  • 発売日: 2021/01/20
  • メディア: 新書
 

  これにかわって手にすることができたのは、今月の文庫新刊でありました。

  新聞の広告を見ていた時に、今月の講談社文芸文庫の新刊が目に飛び込ん

できました。それを見て坪内さんの著作が文芸文庫に入ったかと思ったので

すが、坪内さんが健在でありましたら、まだ入ることはなかったでしょう。

亡くなって一周忌となる時に、その代表作ともいえる作品が文芸文庫であり

まして、文芸文庫の解説はずいぶんと書いているはずですが、文芸文庫から

亡き坪内さんへの慰霊の一冊となりです。

 手にしてこれまでのものとどこが違うかなと見ることになりです。年譜と

著作目録は文ちゃんこと佐久間文子によるものでありますが、これだけのた

めに大枚をはたくことができませんでした。一周忌の御仏前としてであれば、

安いくらいであるのですがね。

 ということで、本日は見送りで、しばし検討をすることになりです。

そのまえに坪内さんのもので、いまだに確保できていない何冊かを購入した

ほうがいいかなとも思っています。買わずにいるうちに、それがめちゃ値段

があがっているのですね。

 坪内さんは、その昔でありましたら著作集が刊行されても不思議ないと

言われているのですが、そのような企画をしてくれる版元はどこでありま

しょう。結局のところ、最後は「本の雑誌社」の周年記念出版に期待する

しかないのかな。