当方はクリスマスといっても教会へといくことはないのですが、キリスト
教会系の幼稚園へといっている子どもはすっかりクリスマス行事にはまって
いて、動画のなかではガブリエルに扮していました。なるほど子どもはすぐ
に影響されることであります。
こちらは動画を見ながら、昨晩に作ったいちごのケーキをいただくことに
なりです。
見た目だけではなく、食べても美味しいのですよ。(けっこう贅沢な材料
をつかっていますからね。)
本日は、今年最後になるかもしれない図書館行きでありました。一度返す
ものは返して、年末から年始にかけて読むものを借りようと思ったのですが、
これはなかなか思うものがなしでした。豊崎社長は年末年始の休暇は古川
日出男さんの「森」に挑戦してみようというのでありますが、あの厚さを見る
と、腰がひけてしまいました。
それに「チャトウィン伝」とかその他買った本でも山になっていますから、
そちらもやっつけなくてはです。
そんなことで、読みやすいのではと思ったものを借りることになりです。
目をこらして新刊棚のところを見ていましたら、目立たない背表紙の本が
あって、あらまこんな本がでていたのかと手にとって見ることにです。
パティ・スミスとありますけど、これはあのパティ・スミスなのかなと
思ってのぞいてみましたら、まさにそのとおりでありました。当方はほとん
ど名前を知るだけなのですが、現在も存命で文章を残しているとは驚きまし
た。読めても読めなくても、これは借りなくてはです。
パティ・スミスと聞いて、なにか思いあたるとすれば、それは当方と同じ
年格好の人でありましょうね。あとは、メープルソープのファンの方。
今からどのくらい前でしょうか、メープルソープの写真展があった時に、
彼の作品を絵葉書にしたものを購入したのですが、それのモデルがパティ・
スミスでありました。
ほんとパンクな女性でありますよ。このような雰囲気の人は若くして亡く
なるというのが、70年代の常識(?)でしたが、彼女は生き延びたのですね。
パラパラとみていたら、彼女が日本に来たときの話などもでてくるようです。
「芥川龍之介と太宰治は、私を大いに楽しませてくれた本を書き、そのおなじ
本がいまはベッドテーブルに載っている。私は彼らのことを考えていた。かれ
らはミシガンで私のもとにやってきて、私はかれらを日本に連れ帰ったのだ。
二人とも自殺した。」
パティ・スミスはこの作品をもちろん自国の人のために書いているのですが、
パティさんは、日本の小説にもけっこう通じているようであります。
つまみ読みするには、ちょうどよろしいかもしれませんが、メープルソープと
のことは、この前作に書かれているとのことです。