昨日、行きつけの本屋で購入した本は二冊でありましたが、まずはその
一冊目です。
戦前の写真を収集し、それをAIを駆使してカラー化したものを掲載の新書版。
このところ光文社は、こうした記録写真の新書を続けて出しています。この
内容で、この値段は高くはないか。
当方の年代は子どもの頃の写真はすべて白黒でありまして、白黒を見慣れてお
りますので、変に彩色しないほうがリアリティがあるのですが、最近の若い人は
古い白黒写真をみても、ぴんとこないかもしれませんね。(そういえば、当方な
どは成人となってからややたってから、昨日に見た夢はカラーだったわなんてこ
とを言っていたのですから、現実の世界はともかく、頭のなかは白黒の世界で
あったようです。)
これに収録されている写真については、モノクロのものに自動で色付けをして、
それから写っている当時の事情を知る方々の証言を集めて、それを手で補正させ
ていったとあります。
今から70年以上の写真となりますと、それの証言を集めるだけでも大変なこと
になります。当方なども古い写真を見る機会があるのですが、早くに亡くなった
祖父など、ほとんど写真が一枚くらいしか残っていないのでありまして、その
他に写真があったとしても、たぶん当方には見分けがつきませんでしょう。
今の日本ではあちこちで断捨離が進行中でありまして、この本に収録されてい
るような写真は、あちこちでそっと廃棄されているのでしょう。その写真がどう
いうものであるのか調べるだけでもたいへんでありますが、ここまで残ってきた
写真たちでありますので、あっさりと廃棄されることのないことを祈りますね。
もう一冊も新書サイズの本でありました。
こういうシリーズの本がでているのを初めてしりました。版元はほとんど
なじみのない「産業編集センター」というところ。
帯には次のようにあります。
「名作の舞台、作家の故郷、思いがけない物語との邂逅 本に誘われるように
旅を重ねた作家の『本と旅』をめぐるエッセイ集」
旅にでるときに、訪問先にちなんだ本を持参するとか、訪問先でその地に
ゆかりの本を求めるというのは、本好きな人は皆さんやられていることで
しょう。そうして、その本について書き残すというのもありですね。
そんなことで、森さんの本の目次をながめてみました。
目次で反応したのは「気になる女たち」という章にある増山たづ子さんという
名前でありました。
増山たづ子さんというとダムに沈む集落と人々を取り続けたことで有名な
女性でありまして、その写真集はほんと涙なしには見られないものです。
TVのドキュメントで取り上げられて知ったのでありますが、写真集はつらく
て買うことができませんでした。


