ロックダウンだ

 ロックダウンといってもコロナには関係ありませんです。

 数日前に家の床下換気孔のところにクマバチが入り込もうとしているの

に気がつきました。クマバチは早起きでありまして、当方が朝6時くらいに

庭の見回りにでましたら、すでに花の蜜に集まっております。さて、どこに

戻るのかと思っていたら、あらま家の床下へと入り込もうとしている。

これは床下に巣でも作ろうとしているのかと、出入りがしにくくなるように

手当をして様子をみることにです。

 本日になりまして、一層のこと出入りが活発になったように見えることか

ら、出入口を封鎖(ロックダウンだ)することになりです。

これにあわてたのはクマバチでありまして、封鎖された出入口のところに

ブンブンと集まってくることになりです。

 ホームレスの蜂群れを作ることになってしまったか。クマバチは悪さをす

ることもなしですから、こんなことはしたくないのでありますが、許され

たいでありますね。あのホームレスクマバチは、どこで夜を過ごすことにな

るのでありますか。

 本日は、午前に散歩にでかけ、そのあとは庭師さんが入って庭木の剪定を

してくれましたので、その作業を見守ることになりです。すこし大きくなって

いた木槿を小さくしたら、花のつかないライラックの大きな枝を落として

もらったりです。年に一度はこのように剪定をしてもらって、なんとか庭が

来年につながっていきます。

 本は笙野頼子さんの「会いに行って」を読んでおりました。まだまだ先は

あるものの、これを読んでいましたら、これで話題になっているものも借りて

くることになりです。笙野さんのものでは、この路線のものが、当方の好み

となるかな。

幽界森娘異聞 (講談社文庫)

幽界森娘異聞 (講談社文庫)

 

 本日に読んでいた笙野さんの「会いに行って」にあったくだり。

「私はスポーツとか理解できない。ルールが覚えられないせいもあるけれど

も、なぜわざわざ勝ったといってあんなに喜ぶのかわからない方だ。・・・

 それなのにスポーツは人々を熱狂させ大事な報道を押し退け、ことにオリン

ピックは今から東北の復興を妨害して苦しめる。終われば経済は沈むはずなの

に、でも、人々は夢中になっていて、それが判らない。そういう勝ち馬感と

スポーツに夢中な人々の万歳って私の目には同じように見える。」

 笙野さんらしいのですが、ほとんどの人は応援するチームの勝ち負けで一喜

一憂しているのでありまして、なかなかこれへの共感の輪は広がりそうもあり

ませんが、「スポーツに夢中な人々の万歳」は、当方も嫌いでありますわ。