希林さんの本棚

 このところ朝にBSで再放送されている「はね駒」を見て楽しんでいます。

先日はすまけいさんがでていましたし、今週は名古屋の大スター 山田昌

さんがでていて楽しませてくれました。この人たちの演技をずっとみていた

いと思ったのですが、特に山田昌さん(主人公の夫となる人の母)と主人公

の母親役である樹木希林さんのやりとりは、絶品でありました。そのときの

希林さんは43歳で、山田さんは56歳でありますか。

 こうしたやりとりが見られるTVドラマといえば、最近は何があるのかな。

 希林さんの怪演が見られるドラマといえばBS12で放送している「むー一族」

がありです。これはさらに古く1978年のドラマとなります。

本日に知人が見せてくれた本には、次のようなくだりがありました。

「筆者の妻がTVドラマ『ムー』、『ムー一族』に”ブスのタケちゃん”役で出

演し、それがきっかけで、樹木希林と友人関係になった。それで、妻は、この

本を希林に贈った。」

 これを書いているのは、椎根和さんでありまして、上の文中の「この本」と

は椎根さんの「平凡パンチ三島由紀夫」でありました。

この文章が掲載されているのは、これでありました。

 この本のことは「女性セブン」の記事となりまして、そのときに拙ブログ

でも話題としたことがありました。椎根さんと希林さんの接点はどこかなと

思っていましたら、椎根さんの奥様つながりでありましたか。

vzf12576.hatenablog.com ということで、本日は椎根さんの本から気になる長谷川四郎さん、

 津野海太郎さん、北見治一さん、長田弘さんという晶文社につながる

人々の本について、椎根さんが書いたところを読むことになりです。

 本日のところでは、椎根さんは希林さんが残した本のなかに長谷川

四郎作品集の第四巻がないのかについての言及は見出すことができま

せんでした。

 読んだなかでは長田弘さんの「詩集 われら新鮮な旅人」について

が良かったこと。この詩集を出したころは長田さんは美術出版社の

編集者をしていたはずで、その後フリーの編集者として晶文社にかか

わることになりです。