花にもそっぽを

 ここ何日か雨模様の日が続いています。雨量はそうでもないのですが、

毎日どこかの時間で雨となり、まったくお日さんは顔をだしません。

 せっかくのバラ週間でありますのに、これはまったく残念なことです。

さすがにバラも嫌気をさしたか、写真をとりますとそっぽを向いて顔を

見せてくれません。こればっかしはどうにもならずです。次の週末には

お日さんがでそうですが、雨に打たれた花はだめになってしまっている

ことでしょう。

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 雨のためにすっかり花が重たくなっています。このくらいの水滴であっても、

首の細い花にとっては苦痛なのでありましょう。助けるために、太い支柱を

使って起こすことにするのですが、これが棘のために一苦労となりです。革製

のグローブを嵌めてやるのですが、紐を結ぶ時にグローブを外さなくてはいけ

なくて、そのときに指を負傷したりで、なかなか厳しいことです。

 夜になってから、先日にブックオフで購入した鎌田慧さんの「日本列島を往く」

から「小笠原諸島」についてのくだりを読むことになりです。

日本列島を往く〈1〉国境の島々 (岩波現代文庫―社会)
 

  国内でたどりつくのに一番時間がかかるのは小笠原諸島であるようで、これ

は今も変わらないようです。

 小笠原諸島が日本に返還されたのは、1968年6月26日で沖縄返還

四年前とのことです。当方は、そのとき高校生でありましたが、かすかに記憶

に残っているくらいで、それがどのような島々であるのかについてはわかって

おりませんでした。

 いつであったか当時の都知事さんが小笠原諸島へ出張しているときに、身内

に病人がでて、帰京するのに自衛隊飛行艇かを要請したというニュースが

話題になって、小笠原には船でしか行けないのかとわかりました。

その後、なんとか空港ができないかとなったようですが、結局は実現せずと

なって、島々は世界自然遺産に登録になっていますので、これからも飛行機で

はいけないところとなるようです(飛行艇は別ですが)。

 先日にNHKの番組で「小笠原父島」を取り上げていて、その番組で江戸時代

に、この島を拓いた人の子孫が、今も住み続けていることを知りました。

 小笠原諸島が、当方にとって一番身近になったのは、今から30年近くも

まえでしょうか、子どもたちの通っている中学校の教師が、東京都の教員採用

試験に合格して、その任地が小笠原と聞いたときであります。小笠原勤務の

希望者がいないので採用になったのかどうか、事情はわかりませんが、あの人

は小笠原で教員として務まったのだろうかと、話題にしたことであります。