あちこちから花の便りではなく、花を咲かせないように蕾を落としてしまったと
いう話が聞こえてきました。一面のチューリップ畑は、それを目的に人がたくさん
押しかけるのを恐れてのことですし、5月中旬からあちこちで予定されている
バラまつりは、やはり多くの人が来ないように、花を咲かせないように蕾を落とし
ましたとの連絡もありです。
もともとは5月中旬には関西のバラ園めぐりをしようと思っていたのですが、
まずは飛行機便が運行されなくなって関西には行けず、そのうえバラ園では
クローズしていませんが蕾を落としましたので、花はありませんですよとメールで
す。今年に咲く花は、哀しいことであります。
当方の住むところは、ちょうど桜満開となりです。
ちょっと古いオリンパスのミラーレスに、だいぶん古いコンタックスG用の
90ミリのレンズを装着して、マニュアルでぱちりです。ピントがあっているのかどうか
もわかりませんが、まあすこし不便な撮影を楽しむことになりです。
このところトイレで読んでいる田中長徳さんの「晴れたらライカ、雨ならデジカメ」に
次のようなところがありました。
「ライカやコンタックスなら、クラシックカメラとしてその存在が尊敬もされ、しかも中
古価格が安定しているのに、デジタルカメラにそのようなクラシックデジカメが存在
しなこと。これは納得がいくようで納得のいかない事実である。」
古いデジカメをどこまで使い続けることができるかですが、とうてい銀塩 ライカと
は比べることはできずです。ほんと十年たったら二束三文でありますものね。
そんななかで、いまは製造が中止されてしまったコンタックスのデジカメだけは、程度
の良いものは高値で取引されています。これは使うためというよりも、所有することを
楽しむためでありましょう。